一問一答
(1) 通学路の安全性を確保するためにできることを
○水口かずえ
1番、水口かずえです。通告に従い、1件質問させていただきます。
「通学路の安全性を確保するためにできることを。」
昨年6月、千葉県八街市で、下校中の児童の列に車が突っ込み、5人が死傷した事故を受け、文部科学省は昨年7月9日、各都道府県教育委員会らに「通学路における合同点検の実施について」を依頼し、今年3月に点検結果を取りまとめ、公表しました。一方、小平市では、今回9月定例会に、小平第三小学校に通う回田町の子どもたちの安全な通学路の確保を求める請願が提出されました。通学路の安全性を確保するための取り組みをお聞きします。
以上です。自席にて再質問させていただきます。
○教育長(古川正之)
答弁担当
○教育部学務課
○都市開発部都市計画課
○都市開発部道路課
○都市開発部都市計画道路担当課長
○都市開発部交通対策課
水口かずえ議員の一般質問にお答えいたします。
通学路の安全性を確保するためにできることをの第1点目の文部科学省に報告した通学路における安全対策が必要な箇所数でございますが、指定通学路を中心に、保護者、教育委員会、市道の道路管理者、及び交通管理者である小平警察署等が連携して、通学路合同点検を行い、56ヶ所を報告しております。そのうち、小平第一小学校につきましては、たかの街道の小平一小南交差点からたかの台交差点まで及びたかの台交差点以南の水車通りの2ヶ所、小平第三小学校につきましては、回田町178番地住宅地交差点、小平三小前信号北付近及び上水南町3丁目29番付近の南堀野中通りの交差点の3ヶ所、小平第十小学校につきましては、十小南側から市役所西通りにかけての十小通り及び小平南高東通りの上水本町こげら公園付近の2ヶ所について安全対策が必要であると報告しております。
第2点目の2018年度以降の通学路合同点検において既に対策が必要とされていた事項でございますが、平成30年度の通学路合同点検では、小平第一小学校におけるたかの街道の小平第一小学校南交差点からたかの台交差点までが点検箇所となっておりました。その他の2校については、対象箇所はございませんでした。
第3点目の教育委員会から報告した機関ごとの対策箇所数でございますが、教育委員会、学校による対策箇所が30ヶ所、道路管理者による対策箇所が20ヶ所、警察による対策箇所が23ヶ所でございます。なお、1ヶ所につき複数の機関が対策を実施する場合があるため、各実施機関による対策箇所数の合計は、第1点目で答弁いたしました56ヶ所とは一致しないものでございます。また、小平第一小学校におけるたかの街道の小平第一小学校南交差点からたかの台交差点まで、及び小平第三小学校における小平三小前信号北付近が、学校において安全教育を実施し、対策済みとなった箇所でございます。
第4点目の対策の検討方法と地域住民の理解でございますが、実際に現地を確認しながら、市道の道路管理者、小平警察署の技術的助言や、保護者をはじめとする地域住民の意見を踏まえ、通学路合同点検の場で対策案を検討しております。
第5点目のホームページ等による公表でございますが、通学路合同点検の結果は、対応内容を含めて教育委員会から各学校に送付し、必要に応じて学校から保護者に周知しております。市ホームページにおける公表につきましては現在のところ考えておりませんが、今後の状況を踏まえて判断してまいります。
第6点目の協議会の設置等でございますが、従前から実施しております通学路合同点検において、学校、保護者、教育委員会、市道の道路管理者及び交通管理者である小平警察署による既存の推進体制がございます。
また、市、関係行政機関及び関係団体の代表者により構成される小平市交通安全対策協議会や、小平警察署、教育委員会、学校、地域住民や保護者等の関係者で構成する登下校時における防犯対策地域連携会議を設置し、関係機関が連携して交通安全の確保に努めておりますことから、新たな協議会等を組織する予定はございません。
第7点目の一つ目の小平南高東通りにおける横断歩道設置の要望でございますが、通学路合同点検実施後、交通管理者である小平警察署に要望をいたしましたが、近隣の商業施設付近への横断歩道の設置が優先されるため、当該箇所への横断歩道の設置はできないとうかがっております。なお、当該箇所にある止まれの路面標示が薄くなっていたため、補修していただきました。
第8点目の三つ目の五日市街道の通学路指定でございますが、指定通学路は、児童・生徒の防犯上及び交通安全上の状況を考慮して、極力公道であること、車道、歩道の区別のある道路として整備されていることなどの基準に沿って、各学校が指定しております。五日市街道沿いを多くの児童が通学する小平第三小学校におきましては、五日市街道は指定通学路とはしておらず、玉川上水左岸の緑道を指定通学路としております。その他の五日市街道沿いの指定通学路におきましても、歩車道の区別があることを確認して指定通学路としていることから、問題はないものと認識しております。
第7点目の二つ目、第8点目の一つ目、二つ目、及び第9点目につきましては、市長から答弁申し上げます。
○市長(小林洋子)
第7点目の二つ目の十小通りの対策でございますが、市では、これまで市民からいただいたご要望等を踏まえ、本年5月に、上水本町3丁目10番29号先から上水本町6丁目10番15号先の区間におきまして、外側線、ドット線及び外側線内カラー標示の新設及び修繕並びに十字マーク2ヶ所及び丁字マーク5ヶ所の修繕により、通行する自動車の運転手に対する視覚的な対策を実施したほか、交通管理者である小平警察署では、本年度中に上水本町あおぞら公園先に横断歩道を設置するとうかがっております。また、本年7月に実施されました通学路合同点検におきましても、様々なご要望をいただいておりますことから、今後、現地の状況をみながら、必要に応じて対策を講じてまいります。
第8点目の一つ目の請願の内容の実施状況でございますが、先月29日に、本請願の代表者と五つの関係課の課長が面会し、今後、地域の方々と協力して課題の解決策を模索していきたいという市の基本姿勢をお示しするとともに、地域が主体的に取り組んでいただくことの重要性の確認などを行いました。
二つ目の五日市街道へのゾーン30の設定でございますが、ゾーン30とは、生活道路における歩行者や自転車の安全な通行を確保することを目的とした交通安全対策の一つであることから、幹線道路である五日市街道はゾーン30の対象とはなりません。また、通学路であることの標識の増設でございますが、五日市街道の道路管理者である東京都にご要望を伝えてまいります。
第9点目の水車通りと一小通りの間のたかの街道の拡幅でございますが、市ではこれまでも、たかの街道の道路環境の改善に向けて、沿道の土地利用の変化などの機会を捉え、地権者に対して拡幅等のお願いをしております。本年度につきましては、たかの台交差点南東の金融機関跡地の北側歩道において、土地交換により拡幅を実施いたしました。今後も、沿道の土地利用の状況を注視しながら、沿道の土地所有者等に対し、拡幅等の協力について働きかけてまいります。
○水口かずえ
では、1点目から再質問させていただきます。
まず、小平第三小学校の通学路なんですけれども、回田町178番地住宅地交差点が危険箇所として報告されたということですが、それについて、どこに対し、どんな対策を要望されたのでしょうか。
○教育部長(白倉克彦)
回田町178番地住宅地交差点を含めて、五日市街道の茜屋橋交差点から西側の区間が東京都の道路拡幅に時間を要しているという状況がありまして、五日市街道沿いの住宅に住む児童・生徒が指定通学路に出るまでに、交通量の多い五日市街道の車道を歩かなければならないというような状況があると、そのようなことが生じていますことから、東京都北多摩北部建設事務所のほうですが、そちらのほうに、喜平橋から茜屋橋付近の歩道拡幅と歩車道分離の早期整備について要望をしたところでございます。また、こちらのほう、危険ということもありますので、学校のほうとしましては児童に対する安全教育の実施をしたところでございます。
○水口かずえ
東京都北多摩北部建設事務所に要望して、それに対する回答はあったのでしょうか。
○白倉教育部長
現在のところ、文書等による具体的な回答はないところでございます。
○水口かずえ
回答はいつまでにはとか、そういう要望みたいなものはあるんでしょうか。
○白倉教育部長
要望はしておりますけれども、いつまでに回答してほしいという形での要望というものではしていないところでございます。
○水口かずえ
では次、小平第一小学校なんですけれども、小平第一小学校は、たかの街道の小平一小南交差点からたかの台交差点までが、やはり危険箇所とされたということですが、これについては、どこにどんな対策を依頼しましたか。
○白倉教育部長
こちらのそのときの状況を申し上げますと、バス通りで通行量の多い道路であり、歩道がとても狭く、ガードレールもないため危険であり、街道沿いには私立の学校もあり、車両だけでなく人や自転車等の通行も多く危険であるということから、市としましては、まず道路管理者のほうに道路の拡幅について要望を出させていただいています。ただ、その際に、拡幅が難しい場合は、可能な限りガードレールやポール、また歩道や車道の着色等、また電柱や信号柱への注意喚起等の看板の設置をお願いしたところでございます。
また、警察のほうには、たかの台交差点西側の信号柱が移設場所がないため困難であるというような話は聞いております。その際に、たかの街道付近の止まれの標示が薄かったということで、修繕いただきまして、再塗装をお願いしたところでございます。あわせて、学校のほうでは、先ほどと同様に、安全教育を実施させていただいているところでございます。
○水口かずえ
たかの街道道路管理者というのは小平市になるかと思いますけれども、小平市としてはどのような対応をしていこうとしているんでしょうか。
○都市建設担当部長(清水克敏)
私どものほうでは、これまでできる限り、土地の利用状況、要は土地を、建っている建物を建て替えるだとか、そういった情報が入りました際には、まず土地所有者の方のほうへうかがって、何とかその土地を譲っていただけないだろうかというようなご相談は差し上げてきたところでございます。
またそのほかにも、先ほど答弁を差し上げましたけれども、たかの街道と水車通りの交差点、あそこのJA東京むさしの北側の歩道を、ちょうどJA東京むさしの東側に市の財産がございましたので、JA東京むさしの北側の敷地部分と市の財産、使われていない、もうほとんど未利用の財産がございます。これを交換して歩道の幅を広げたと。
それ以外にも、実例としては、用地買収は困難なんですけれども、これが平成30年度だったと思いますが、歩道上に電柱があったんですね。どうしてもやはり狭いと。車椅子の方も通りづらいという事情がございましたので、東京電力のほうにご相談させていただいて、その電柱を移設して、たしかあれは私有地のほうへ移設させていただいた事例があったかなと。申し訳ございません、移設先については、私有地だったかほかの歩道内だったか不明なんですけれども、そういう工夫はしてございます。
○水口かずえ
JA東京むさしのところ、多少広がったというのはよかったと思います。何メートルぐらい広がったことになるんでしょうか。
○市建設担当部長(清水克敏)
従前は90センチメートル程度だったところを約60センチメートル拡幅いたしまして、おおむね1.5メートルというところまで拡幅できたところでございます。
○水ロかずえ
今後もそういう機会を捉えて拡幅していくということでよかったでしょうか。用地買収はしないとおっしゃいましたでしょうか。そこも確認させてください。
○都市建設担当部長(清水克敏)
特に私どもも、任意になりますけれども、土地所有者の方のご協力をいただいて、少しでも広げることができれば、積極的に取り組んでいきたいと考えてございます。ただ、北側の部分のほうも全く歩道がない状態でございますので、そちらのほうをできれば優先的には行きたいなと考えてございますけれども、南側の歩道も広いとは言えませんので、その辺は適宜、その時点時点で判断しながらやっていきたいと。
ただ北側一ヶ所一ヶ所やっていくだけでは十分ではないではないかというふうなご意見をいただくんですが、そこは私ども、ちょっと凸凹になったとしても、滞留スペース、避難スペースにはなると思いますので、十分効果は見られるということで、積極的にそういう情報があった場合に際しては土地所有者の方に相談してまいりたいと考えてございます。
〔「答弁漏れで、用地買収はするんでしょうか、そういう場合」と呼ぶ者あり〕
申し訳ございません。当然、土地所有者の方のご意向もございますので、土地を売ってもいいよという方もいらっしゃれば、土地所有権は渡したくないと、借地ならいいよとかという条件があると思いますので、その辺はケース・バイ・ケースで対応していきたいと考えてございます。
○水ロかずえ
ぜひ積極的に広げるために取り組みをお願いいたします。
2点目に移ります。たかの街道については、同じ小平第一小学校南交差点からたかの台交差点まで、平成30年度にも対策が要望されていたということでした。このときはどんな対策が要望され、それは実現されたのでしょうか。お教えください。
○白倉教育部長
このときの状況でございますが、ちょうどたかの街道の西武国分寺線の西のほうから東のほうに走ってくる自動車が、踏切で一旦停止をした後、踏切を越える際にスピードを上げて渡ってしまうと。その際に、ちょうど小平第一小学校の南交差点のところにある信号の表示に気づかず、赤信号でも通過する車がいるというようなことで、危険ではないかということで話がありました。このときにつきましては、市の交通対策課に対して、道路北側の歩行者信号の脇に自動車に対しての注意喚起看板の設置の要望をさせていただきました。それにつきましては、市交通対策課のほうで対応を、注意喚起看板を信号柱に設置していただいたところでございます。
○水口かずえ
対応されたということでよかったです。
通学路点検でお話を聞いたときに、同じ箇所について2年連続で要望を出すことはしないみたいなお話も聞いたんですけれども、そういうことになっているんでしょうか。
○白倉教育部長
市として、必ずしないようにという方針というものはつくっていないんですが、通学路点検では、1回の点検でおおむね3ヶ所から5ヶ所の点検を実施しているところでございます。その際には、新たに危険と思われる箇所を優先的に対応してきた経緯がございますので、そのことから、前年度出していただいたものがちょっと優先順位が下がって、要望にならないというケースもございます。ただ、学校として重要な箇所であれば、毎年、点検のところで出していただいて、その際に毎年確認をしているところでございます。
○水口かずえ
対策が有効なのが実施されない場合は、繰り返し要望していくということも必要かと思います。
3点目です。全部で56ヶ所、教育委員会、学校に30ヶ所、道路管理者に20ヶ所、警察に23ヶ所の対策を依頼したということでした。道路管理者は東京都と小平市があるかと思いますけれども、その20ヶ所の内訳をお教えください。
○白倉教育部長
今回ここでお示ししました道路管理者の対応で要望した20ヶ所というのは、すべて市の道路管理者にしたものでございます。東京都に要望したのは教育委員会からの対応の中に入っていまして、東京都のほうには3校で4ヶ所について要望しているところでございます。
○水口かずえ
そうすると、小平市に20ヶ所、東京都に4ヶ所要望した。対策済みとされたのはそのうち何ヶ所になるんでしょうか。
○白倉教育部長
道路管理者、市のほうに要望した20ヶ所についてでございますが、こちらにつきましては、令和4年3月末時点で10ヶ所が対策済みとなっております。現時点におきましては、残り9ヶ所を対応していただいていまして、合計19ヶ所の対応をしているということでうかがっているところでございます。
東京都のほうにつきましては、回答等をもらっていないので、結果は今確認していないところでございます。
○水口かずえ
市は点検にも参加しているので、対応もそれなりにやってくださっていると思うんですけれども、東京都のほうがなかなか対応してもらえないというような状況なのかと思います。
4点目に移るんですけれども、通学路安全点検に東京都にも参加していただけるといいのではないかと思いますが、どうでしょうか。
○白倉教育部長
東京都に参加をお願いするということも確かに考えられますが、先ほど出たように、危険箇所といいますと、都道の部分というのはあまり多くないということもございますので、現状においては、参加をお願いするというよりは、私どものほうで現場を確認した上で、私どものほうから東京都に要望させていただくというような対応を取っているところでございます。
○水口かずえ
東京都はやはり幹線道路が多いので、やはり危険なところが多いと思います。PTAの方とかから、どういうふうに危険なのかというのを直接伝えていただくことが対策を進める一つの手段になると思います。今後、東京都に対しても参加を要望していただきたいと思いますが、いかがでしょう。
○白倉教育部長
繰り返しますが、東京都に絶対参加してほしいということは、なかなか言えないものでございますので、実際の状況を見て、東京都に来ていただいて見てもらったほうがいいというものがあれば、そのときの状況等を判断しながら、東京都のほうには話はしていきたいと考えます。
○水口かずえ
五日市街道とか、なかなか対策が実施されない部分はあると思いますので、ぜひ東京都のほうにも必要な箇所について参加を求めていただきたいと思います。
5点目です。通学路合同点検の結果は、教育委員会から学校に送付し、必要に応じて学校から保護者に周知しているとのことでしたけれども、この必要に応じてというのはどういうことでしょうか。
○白倉教育部長
必要に応じてというところでございますが、こちらは、学校が保護者への周知の必要性の有無や方法、また時期、回数など、各学校の事情に応じて判断しているということで述べさせていただいたものでございます。
○水口かずえ
参加したPTAとかからすれば、あれはどうなったのかなと、とても知りたいところだと思います。それは別に必要に応じてじゃなくて、必ず学校から保護者にはきちんと結果を報告するべきだと思いますが、いかがでしょう。
○白倉教育部長
すべての学校がやっていないということはないとは思いますが、確かに学校から直接保護者等に報告しないところもあろうかと思いますので、このあたりにつきましては、今後、内容をしっかり整理して、何らかの形で保護者にわかるような形では周知できるように、対応を図ってまいりたいと考えております。
○水ロかずえ
ぜひよろしくお願いします。
東村山市では、一歩進んでホームページのほうで緊急点検の結果を公表しています。これについては、今年6月28日文部科学省からも事務連絡があり、通学路における交通安全の確保の徹底について、地域住民等の協力を得るためにも、合同点検によって抽出した対策必要箇所(対策必要箇所図及び対策一覧表)等について、適切に情報発信することが極めて重要であることから、これらの情報をホームページ等により公表するよう改めてお願いするというものが出されています。小平市はどう対応されるのでしょうか。
○白倉教育部長
現在のところ、市ホームページで公表するということは考えておりませんけれども、地域住民等の協力を得るためにというのが、ホームページに上げたことで本当に得られるのかというのは私には判断できませんけれども、ただ、危険箇所ということは皆さん当然知っていたほうが、その際の危険回避等もできると思いますので、そのあたりについては整理をさせていただいて、市のホームページもしくは学校のホームページになるかもしれませんが、少し対応のほうは検討してまいりたいと考えます。
○水口かずえ
例えばたかの街道のセットバックとかも、やはり住民の理解が必要だと思いますので、ぜひホームページへの掲載、ご検討をお願いします。できれば、毎年やっていることなので、本当は毎年の結果をその都度公表していただければと思います。
6点目です。小平市交通安全対策協議会とか、登下校時における防犯対策地域連携会議というものがあるということでしたけれども、これらは議事録はどうなっていますでしょうか。小平市交通安全対策協議会のほうはホームページで少し見れたんですけれども、登下校時における防犯対策地域連携会議というのは見つけられなかったんですが、いかがでしょうか。
○白倉教育部長
登下校時における防犯対策地域連携会議についてでございますが、こちらのほうについては、要綱等で設置している会議体ではないということから、議事録等の公表はしていないところでございます。
○水口かずえ
日野市はきちんと通学路安全推進会議というものを設置して、安全プログラムを策定し、毎年、対策効果の把握や改善を行っているということです。通学路の安全性に特化した協議体をつくり、そこで議事録等も公表し、対策が実際にどうなっているのかということを把握し、公表していくことで、PDCAサイクルが回っていくと思いますけれども、そういう協議会を設置すべきではないかと思いますが、いかがでしょう。
○白倉教育部長
教育長答弁でも申し上げたとおり、新たな協議会というものを設置することは今考えておりませんが、先ほど来話のあります通学路合同点検の中で確認をして、その結果をフィードバックしていくということはありますので、それがまた翌年度に引き継いでいけば、それが循環した中でPDCAサイクルというものもできると考えておりますので、こちらのほうを有効に活用してやっていきたいと考えております。
○水口かずえ
先ほどからうかがっていると、東京都に対してはいろいろ要望しても答えがないとか、登下校時における防犯対策地域連携会議も正式なものではなく議事録もないとか、そういう体制では、通学路の安全性の改善というのはなかなか進んでいかないのではないかと思います。まずこの議事録の公開も求めたいと思いますし、あとできれば、ちゃんと実効性のある対策が進んでいくような体制を組んでいくことを求めます。
7点目です。小平第十小学校の小平南高東通りの横断歩道の設置は、交通管理者に要望したところ、近隣の商業施設付近が優先とのことだったということでした。この商業施設付近に横断歩道が設置された後は、上水本町こげら公園の辺りに横断歩道が設置されることになるということでよいのでしょうか。
○白倉教育部長
小平警察署にお話を聞いたところ、多数の要望の中から順次検討していくということが言われていまして、ここだけでなくて様々なところの要望があるということですので、現時点ではできないということでうかがっているところでございます。
○水ロかずえ
これはみんなで話し合って、こういう対策が必要だということを要望したわけですから、繰り返し交通管理者には要望し、実現に向けて要望していっていただきたいと思います。
十小通りについては、カラー標示などしていただいているということです。でも、それだけではまだ不十分ではないかなということが心配です。例えばガードレールの設置などは難しいのでしょうか。
○都市建設担当部長(清水克敏)
通学路の合同点検等におきましては、ガードレールだとかガードパイプの設置要望が多く寄せられたりしております。未設置の道路にガードレールを設置した場合につきましては、車両が通行できる幅員が狭くなったり、すれ違い時の事故等の危険が増えること、さらに歩行者の通行部分におきましても、歩行者同士のすれ違い、あるいは歩行者や車椅子のすれ違いなどが困難になるなど、そういった関係で設置が難しい状況でございます。
○水ロかずえ
十小通りに大型商業施設ができて交通量が増えてきて、危険性が高まっているという声が寄せられています。例えば一方通行にしたらどうかという意見もあると聞いたんですけれども、一方通行にするということは難しいんでしょうか。
○都市建設担当部長(清水克敏)
道路を一方通行にする方法でございますけれども、小平警察署にうかがいましたところ、自治会ですとかPTA、地域にある商店や会社など、その道路を一方通行にした場合に影響の出る方々からの書面による同意が前提となるとのことでございます。そのようなことが必要な理由といたしましては、例えば自治会の一部の方々だけで話を進めた場合、いざ規制標識などを設置する段階で、そんな話は聞いていないというような、一方通行にすることに対して異議を唱えられるケースが近年増加しているということでございます。
そして、警察のほうでは、住民の方々の同意書を含めた地域の方々の要望を受けて、現地確認を含めた必要な手続きを進めるとのことでございます。最終的にはそういった前提条件などがすべて満たされた後、東京都の公安委員会におきまして、要望を受けた道路を一方通行にすることについての判断がなされ、それが認められた場合に決定されるとのことでございます。
つきましては、もしそういうご要望がございましたら、まず小平警察署にご相談いただくのがよろしいかと思います。
○水口かずえ
書面による同意が必要ということをおっしゃったんですけれども、どれぐらいの、何か基準のような、全員が必要なんだとか、何メートル以内の住居とか、そういう基準みたいなものはあるんでしょうか。
○都市建設担当部長(清水克敏)
詳細には把握してございませんけれども、要は、その地域の中で迷惑を被ってしまうとか異議が唱えられてしまうと困るというお話でございましたので、ほぼ全世帯とか、そういった同意が必要になってくるのかなと思ってございますが、詳細は、判断は警視庁になります。公安委員会になりますので、警察署にご相談いただかないと、私どものほうでは正式な回答としては差し上げることができないところでございます。
○水口かずえ
8点目に移ります。小平第三小学校の通学路です。これについては請願が初日に可決をされました。その請願事項としては、五日市街道は歩道がなく危険であり、子どもを通わせるには不安であることから、合理的な交通安全を確保してくださいと求めています。
一般質問初日、橋本孝二議員の質問へのご答弁では、今までも出てきたように、回田町178番地交差点については、横断歩道や信号の新規設置は難しいと交通管理者から言われた、五日市街道の拡幅工事も具体的見込みは立っていないというご答弁でした。こういう状況において、この請願を実際に実現させるためにどういう方策が考えられるか、市としてお考えをお聞かせください。
○都市建設担当部長(清水克敏)
方策というか、まず、先般の答弁でもございましたとおり、先月の29日ですか、今回の請願が出されている地域の方々の代表者の方と、私どものほうで関係する5課の課長がお目にかかりまして、まずは、市として地域課題として捉えているので、今後皆さんと一緒にやっていきたいと、考えていきたいという基本姿勢をお示しして、なおかつ、それプラス、市も一生懸命やるけれども、地域の方々が、自分たちのまちの重要課題、地域課題として捉えて、主体的に動いていただくという姿勢をお持ちいただくことも大切なんですよねという確認をさせていただいたところでございます。
今後、お話合い、意見交換をしながら、対策については考えていきたいというところでございますので、今この段階で、具体的にこういう方策をということは、申し上げることはできないところでございます。
○水ロかずえ
現在、回田町178番地の北側の開発事案があり、そこの開発の中において、子どもたちが五日市街道ではなく北側の回田本通りを通って学校に行けるようになれば、この請願というのは内容として実現できることになるかと思います。
その北側を通れるような道路を確保することなんですけれども、午前中、安竹議員からもご指摘があったんですけれども、「小平市開発事業における手続及び基準等に関する条例」では、開発事業主に対して公共施設の整備を求めており、公共施設である道路については、基本的には両端がほかの道路に接続することを求める。ただし、市長が周囲の状況により避難及び通行の安全上支障がないと認めるときは、袋路状道路とすることができるとされています。現在、袋路状ではなく、両端が回田本通りと五日市街道につながるような道路が整備されれば、通学路として回田本通りのほうを回ることができて、安全が確保できると思います。
基本的には両端がほかの道路に接続する道路にしなければいけないんだけれども、市長が避難及び通行の安全上支障がないと認めれば袋路状道路とすることができる。現在、開発事業者は袋路状道路にしようとしていると聞いています。しかし、この案件については、避難及び通行の安全上支障がないとは言えないので、市長はそれを支障がないと認めるべきではないと思いますけれども、市のお考えをお聞かせください。
○都市建設担当部長(清水克敏)
その土地、今現在、事業者の方々と協議をしている段階でございます。この結論をどうするかにつきましては、まだ意思決定なされてございませんので、この場でご答弁は控えさせていただきたいと存じます。
○水口かずえ
安竹議員も指摘されたんですけれども、小平市開発事業における手続及び基準等に関する条例では、開発事業主に対し、安全で快適なまちづくりを推進するため、自らも地域社会の一員としての社会的使命を自覚し、市民とともにまちづくりを行うということが規定されています。開発事業主に対しても毅然とした態度で協力を求めるべきだと思います。
現在、この開発案件については事前協議の段階で、協議が調えば、東京都の仮決裁を得て市が開発基準適合通知書を交付し、開発が進んでいくことになると思います。その際、市長が避難及び通行の安全上支障がないと認めなければ、開発基準適合通知書というのを交付することはできないと思います。
今回の請願第18号は、879名の署名とともに全会一致で可決されています。こういう市民の思いを受けて、市としては、きちんと通行の安全を確保するため、毅然とした態度で協議に臨んでいただきたいと思います。その辺の市としての決意というか、向かう態度についてご見解をお願いします。
○都市建設担当部長(清水克敏)
先ほども申し上げましたとおり、この案件につきましては市としても、大変重要な課題であると考えてございます。しかしながら、道路の接続については、一定のルールの下に協議をしていくわけでございますので、今この場で、必ずつながりますとか、つながることが不可能ですということを明確に申し上げることはできないんですが、ただ、やはり一番重要なのは、地域の方々、特に小さなお子様、こういう方々が地域の中で危険な状態にずっとさらされるということだけは避けたいと市は考えてございますので、その辺は、先ほども申し上げましたが、関係5課、もう少し広がる可能性はございますけれども、そういったオール小平の体制で、関係する課はしっかりと情報共有なり何なり、タッグを組んで、地域住民の方々と意見を交わして、よりベターな、できれば五日市街道が整備されてしまえばベストなんですが、それはなかなか時間がかかりそうでございますので、それまでの暫定的な措置としてでも、何か有効な手段がありやなしや、ここをしっかりと検討してまいりたいと考えてございます。
○水ロかずえ
市として市民の思いを受けて、協議においては、安易に妥協して開発基準適合通知書を交付することがないよう、切にお願いいたします。
次、9点目です。たかの街道なんですけれども、現在、たかの街道の幅員は何メートルなんでしょうか。府中街道との交差点を境に東側は結構広いんですけれども、西側が狭くなっているので、その辺の違いがなぜ生じているのかお教えください。
○都市建設担当部長(清水克敏)
まず、たかの街道の全体の認定幅員を申し上げますと、全体というのは美大通りから平安通りまでになりますけれども、5.46メートルから19.94メートルでございます。水車通りから一小通りまでの区間は6.56メートルから7.56メートルです。
あと、東と西でなぜ違うかというところでございましたでしょうか。これは、府中街道を境として東側と西側ともに、もともと5.46メートルだったんですね。いわゆる3間という道だったんですが、これを昭和40年頃に用地買収を行いまして、市役所東通りの東側を除いて、要は坂の下ですね。東通りって、市役所の東側に信号があるところ、あそこから美大通りまで6.56メートルまで拡幅をいたしました。さらに、府中街道から東側につきましては、交通渋滞の緩和ですとか災害対策を目的として、昭和45年頃から用地買収を進めまして、おおむね10.5メートル程度までに拡幅したとのことでございます。
そしてさらに、昭和60年になりますが、たかの街道交差点の東側付近を最大で19.94メートルまで、昭和63年にはたかの街道交差点の西側付近を最大で13メートルまで拡幅したために、府中街道を境に幅員が異なっているという状況でございます。
○水口かずえ
要するに市がやる気になれば拡幅はできるということかなと思います。
建築基準法では、幅4メートル以下の道路に面している道路で建て替えをするときは、4メー
トル以上にするためにセットバックをすることが義務づけられています。小平市でも、たかの街道は危険ですので、4メートル以上はあるんですけれども、一定の幅、せめて歩道をあと1メートルずつ広げられるぐらいの広さになるように、建て替えの際にはセットバックをするみたいなことを求める条例みたいなものをつくれたらいいのではないかと思うんですけれども、いかがでしょう。
○都市建設担当部長(清水克敏)
市街化が進んで、既に多くの住宅が張りついているような状態、要はそこには数多くの方々の生活がもう既に固まっている状態なわけでございまして、今ご披瀝いただいた、一定の敷地後退を求める線を後づけで決めること自体は、なかなか住民の方々の理解を得るのが難しいのかなと考えてございますし、また行政といたしましても、公共のためとはいえ、言葉がどうか分かりませんが、むやみに、住民の方々の財産権というんでしょうか、そういったものを制限するような条例を定めることは適当でないと考えてございますので、ご提案いただきました条例をつくる考えはないところでございます。
先ほども申し上げましたけれども、市といたしましてはこれまでと同様、土地利用の変化などの機会を捉えて、沿道の地権者の方に退避スペースというか、その通路用地、こういったものの提供についてご相談をしていきたいと考えてございます。
○水口かずえ
たかの街道が狭い、危ないというのは、もういっぱい声をいただいていますので、そこは思い切った手段を含めていろいろ工夫してやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。
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