質問件名 小川駅西口再開発の現状とバリアフリー化などでまちの特徴を生かすことについて
○水口かずえ
小川駅西口再開発の現状とバリアフリー化などでまちの特徴を生かすことについて。小川駅西口の再開発は現在、再開発組合が権利者と権利変換の手続きを進めています。小川駅西口は、野火止用水が近く、市内で最も歴史があるとも言われる中宿商店街があり、東京障害者職業能力開発校や都立小平特別支援学校、たいよう福祉センター、地域包括支援センター小川ホームなど、高齢者や障がいのある方が利用する施設が多く立地しているという特徴があります。再開発は、そのような小川駅西口の特徴を生かすまちづくりにつなげることができるのか、以下、質問します。
○小平市長
答弁担当
○都市開発部地域整備支援課地域振興部産業振興課
○地域振興部文化スポーツ課
○健康福祉部生活支援課
○健康福祉部障がい者支援課
○都市開発部道路課
○都市開発部交通対策課
○教育部公民館
○教育部図書館
次に、「小川駅西口再開発の現状とバリアフリー化などでまちの特徴を生かすことについて」のご質問にお答えいたします。
第1点目の権利変換計画の同意取得の進捗状況でございますが、小川駅西口地区市街地再開発組合では、組合の設立からまもなく2年が経過し、権利者の意向調査も進められていることから、本年7月の権利変換計画の認可取得に向けて順調に進捗しております。
同意取得が予定通りに進まない場合は、権利変換計画認可以降のスケジュールに遅れが生じることが想定されますが、再開発組合からは、現時点で、大きな遅れは生じていないとうかがっております。
第2点目の小川の魅力でございますが、小川駅周辺は、交通利便性が高いながらも、緑や水辺の環境が生活の身近にある地域であるとともに、企業や学校、福祉施設など様々な施設が立地しており、幅広い年代や様々な職業等、多様な属性の方々が活動し、行き交う場所であり、その活動等の重なり合いによって、活気やにぎわいが創出される可能性を秘めた地域であると捉えております。
第3点目の人の流れを生み出すみちや案内表示板の設置でございますが、平成26年2月に策定された小川駅前周辺地区まちづくりビジョンでは、人通りの多い道路を中心に、歩行空間の確保やベンチ、花壇などを設置するとともに、駅前に案内表示板を設置し、まちめぐりを促すことを取り組み方針としております。
この方針を踏まえ、再開発事業におきましても、事業区域の北西側に仮称小川にぎわい広場を配置し、駅前から広場へ抜ける貫通通路を設置する計画とすることで、駅前広場から中宿通りや野火止用水方面への人の動線を確保しております。
現時点におきましては、案内表示板の設置等についての具体的な計画までには至っておりませんが、今後の再開発事業の進捗を契機に、地域で高まるまちづくりの気運と連携しながら、再開発事業の完成に合わせて実現できるよう、検討してまいります。
第4点目の小川駅西口を対象とした移動等円滑化にかかる方針や基本構想の策定でございますが、小平市都市計画マスタープラン、及び小平市福祉のまちづくり推進計画に基づき、各施設や道路交通のバリアフリー化に取り組んでおりますことから、方針等を策定する予定はございません。
第5点目の再開発での面的なバリアフリー化でこざいますが、市街地再開発事業につきましては、土地の合理的かつ健全な高度利用と、都市機能の更新を図ることにより、防災性の向上など、地域の諸課題を面的に解決するまちづくりの手法であり、バリアフリー化も重要な要素のひとつであると認識しております。
再開発事業によるバリアフリー化につきましては、小川駅周辺には病院や福祉施設が立地する地域特性があることから、推進に向けて、引き続き、高齢者や障がいがある方等のご意見、ご要望を踏まえながら、再開発組合と連携して取り組んでまいります。
第6点目の障がいのある方等の意見の聴取と反映でございますが、本事業におきましては、これまでも、事業計画の立案段階からバリアフリー化を重視し、周辺説明会などにおいて、ご意見等をうかがってまいりました。
昨年度においては、小平市視覚障がい者協会に対しまして、事業計画の説明を行い、いただいたご意見等を参考にして、再開発ビルなどの設計に反映されたものがございます。
バリアフリー化に当たりましては、再開発ビルや駅前広場などをご利用になる方の視点が重要であると認識しておりますことから、引き続き、各障がい者団体等を通じて情報発信と意見聴取を行い、利用者の視点に立ったバリアフリー化の実現に努めてまいります。
第7点目の障がいのある方等の意見を取り入れる仕組みでございますが、市では、小平市福祉のまちづくり条例に基づき、誰もが安全・安心して、快適に暮らすことができるまちづくりに取り組んでおります。
道路や交通安全施設につきましては、昨年11月に行われた小平市視覚障がい者協会との意見交換会での要望を踏まえ、今後、要請があった場合には、視覚障がい者等と市職員が合同で現場確認を行い、必要に応じて交通環境のバリアフリー化を図ってまいります。
第8点目の小川駅西口地区のバリアフリーマップでございますが、小川駅西口地区では、現在、再開発事業において、事業区域内のバリアフリー化やサイン計画の検討を進めております。
バリアフリーマップにつきましては、多くの方が訪れる施設として重要な要素になる可能性があることから、今後、事業の進捗に応じて、バリアフリーに関する情報提供のあり方とともに、再開発組合と連携しながら研究してまいります。
第9点目の社会資本整備総合交付金等の活用でございますが、これまで、ペデストリアンデッキや駅前広場などの整備において、社会資本整備総合交付金など、国庫補助の情報収集や活用の検討を進めてまいりました。今後も引き続き、バリアフリー化の実現のため、積極的に交付金等の活用に努めてまいります。
第10点目の心のバリアフリー実現に向けた取り組みでございますが、福祉のまちづくり講演会の開催や、障害者週間等に合わせた展示による広報・啓発活動のほか、公民館での地域支援講座の実施、
図書館におけるハンディキャップサービス利用者等の交流会などを実施しております。引き続き高齢者や障がい者等に対する理解を深める意識啓発に取り組んでまいります。
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